ユーベ監督、4-3-1-2導入でC・ロナウドを“高精度化”? 2トップでゴール量産に期待か
前線を3トップから2トップへシステム変更を検討か
イタリア王者ユベントスは、今季マウリツィオ・サッリ監督が就任した。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、新指揮官の下で3トップの左ウイングでプレーすることが多かったが、2トップへの変更が視野に入れられているという。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、「システム変更がロナウドをHD画質にするか」と特集している。
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サッリ監督はこれまで3トップに近いシステムを採用している。ウイングのポジショニングは必ずしもサイドに張ったままという形ではないが、ロナウドは出場4試合を終えて2ゴールとなっている。
指揮官は、今夏の移籍市場で放出が既定路線と言われたアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインをナポリ時代の指導経験も生かして再戦力化することに成功しており、同代表FWパウロ・ディバラも含めたトリデンテの結成に向け、ディバラをゼロトップ起用するスタイルも見せてきた。だが、ここに来てディバラをトップ下に起用する4-3-1-2の導入へ向けて動いているようだ。
ユベントスは中盤を構成する3枚のセンターハーフに豊富な戦力を持っている。ロナウドとイグアインの2トップ変更は「守備戦術を整理する必要があるが、ロナウドのプレーを活性化するには良いアイデア」と評された。
リーグ戦では5戦して4勝1分と無敗を維持しているものの、ここ2試合は先制点を許したところからなんとか2-1で逆転勝利するパターンが続いた。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の初戦では、アトレチコ・マドリードに対して2-0から追いつかれて2-2の引き分けになるなど、結果は出ているものの盤石といった形ではない。
サッリ監督のチーム作りには時間がかかるとの評判もあるが、システム変更により、安定感のある試合運びと、ロナウドを“HD画質”のように高精度なゴールハンターとして際立たせるだろうか。サッリ・ユベントスの“バージョン2.0”として定番化することになるのか、指揮官の手腕に注目が集まる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)