「言語が壁になっているのか?」 デポルティボ柴崎、記者の“疑念”にスペイン語で回答
「コミュニケーションはまったく問題ない」とスペイン語を使いこなして明言
日本代表MF柴崎岳の所属するスペイン2部デポルティボ・ラ・コルーニャは、昇格候補と目されながら今季ここまで1勝3分3敗の18位と思うような成績を残せていない。現地時間29日にミランデスとのリーグ第8節を控えるなか、柴崎が記者会見に出席した。
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柴崎は今夏、スペイン1部ヘタフェからデポルティボに移籍。開幕からスタメンの座を確保し、日本代表に招集されて欠場した第4節アルバセテ戦(0-1)以外はすべて先発出場を果たしている。
主力として出場を続ける柴崎は、第8節の試合を前に記者会見に出席。自身の移籍やチーム状態についてなど、様々なことについて語ったなかで、2017年からスペインでプレーする柴崎の“言語力”に関しても「一つの壁になっているのか?」と質問が飛んだ。この問いに対して、柴崎は通訳を介してではなく、自らスペイン語で次のように回答している。
「チームメートとのコミュニケーションはまったく問題ないし、監督の言っていることも分かるので、大丈夫です。個人的にも無口なほうなので言葉が多いほうではないですけど、話すべき時には話さないといけない」
記者に対して直接、スペイン語で語りかけることによって“疑念”を払拭。さらにミランデスとの一戦に話題が及ぶと、力強く抱負を語った。
「勝つことが一番のモチベーションになると思うし、良い薬になると思う。僕らにとってもそうだし、ファン・サポーターにとってもそう。具体的な戦術とか技術的な部分では共有してこの場で話すことはないですけど、カディス戦のように失点をゼロで抑えて、チーム全体で共有した守備の認識を持つということ。それと同時に攻撃の面ではほとんどの試合で得点することはできているし、チャンスも作れているので、その面はしっかり継続していきたい」
開幕戦のオビエド戦(3-2)以来、6試合勝利がないデポルティボ。勝利によって浮上のきっかけをつかむため、柴崎は冷静に次の試合を見据えているようだ。