“本田二世”がCWC初戦で涙の負傷交代 「痛くて我慢できない」膝の故障で手倉森ジャパンに暗雲

U-22代表で主力のレフティー野津田 自身初の膝の故障に不安が募る

 広島のU-22日本代表MF野津田岳人が、クラブワールドカップ(CWC)1回戦のオークランド・シティ戦で、前半12分に相手DF岩田卓也との競り合いで右膝を痛め、14分に途中交代を強いられた。悔し涙を流した野津田は「痛くて我慢できなかった」と激痛を明らかにした。

 横浜国際総合競技場で行われたCWC初戦で事件は起きた。1-0で迎えた前半12分、野津田が左足を伸ばし、スライディングタックルを仕掛ける。雨に濡れたスリッピーなピッチで相手DF岩田と交錯。ピッチ上で悶絶するレフティーにトレーナーが駆け寄り、右膝の状態を確認した。

「スライディングで足を伸ばした時にちょっとひねってしまった。(靭帯を)伸ばしちゃったというか、まだ分からないですけど……膝は今までやったことないので」

 膝の怪我は経験したことがないという野津田は、試合後のミックスゾーンで未知なる故障に不安そうな表情を浮かべた。

 14分にMF柴崎晃誠と交代でピッチを去った。ユニフォームを悔しそうに噛みながら涙を流す若武者を、ベンチで迎えたFW佐藤寿人も肩を叩きながら慰めた。重傷の懸念は、チーム全体に広がっていた。

 

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