野津田が、柴崎が、清水が… 負傷者続出の広島がCWC初戦オークランドシティ戦で傷だらけの2−0勝利!
2012年大会出場時と同じ相手に再び勝利
負傷者続出の危機を乗り越えて初戦突破を決めた。10日のクラブワールドカップ開幕戦で、Jリーグ王者の広島は昨年の同大会で3位に入ったニュージーランドのオークランドシティと対戦。広島にとって2012年の前回出場時と同じ開幕戦のカードになったが、2-0で前回対戦に続き勝利を収めた。
広島は5日にJリーグチャンピオンシップ決勝の第2戦を戦って中4日の厳しい日程での開幕となった。森保一監督は、前線に若手を起用。1トップにFW皆川佑介、2シャドーにMF野津田岳人とFW浅野拓磨のU-22日本代表コンビをスタメンのピッチに送り込んだ。
前半9分、右サイドのショートコーナーから野津田が左足で強烈な無回転ミドルを放つと、手元でブレるボールを相手GKはキャッチしきれず、こぼれたところにFW皆川が詰めて1-0と先制に成功した。若い攻撃陣は森保監督の期待に大きく応えた。
しかし、直後に広島にアクシデントが発生した。先制ゴールに絡んだ野津田がオークランド所属の日本人DF岩田卓也からボールを奪いにいった際に右膝を痛め、プレー続行は不可能と判断。手倉森ジャパンのエース候補は涙を流しながら、同14分にMF柴崎晃誠との交代を余儀なくされた。
両チームとも、相手のプレスに対してGKへのバックパスを使ってでもパスをつなぐスタイルを貫き、1度のボールポゼッションが長い展開になった。広島は両サイドのMF柏好文とMF清水航平の突破力と、カウンターの場面でのMF青山敏弘のロングボールからチャンスを作り出した。しかし、互いに決定機を作り出すには至らず広島1点リードのまま前半を終えた。
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