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シント=トロイデン監督、移籍後初ゴールの鈴木優磨を称賛 「急速に進化している」
シャルルロワ戦で初ゴールに続き、PKも誘発して2得点に絡む活躍で勝利に貢献
ベルギー1部シント=トロイデンのFW鈴木優磨は、現地時間21日に行われたリーグ第8節シャルルロワ戦(3-0)で待望の移籍後初ゴールを挙げた。チームを率いるマーク・ブライス監督も「彼は急速に進化している」と太鼓判を押している。ベルギーのサッカー専門サイト「WALFOOT」が伝えた。
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J1鹿島アントラーズの下部組織で育ち、2015年にトップデビューを果たした鈴木は、4年半でJ1通算96試合27ゴールをマーク。昨季はAFCアジア・チャンピオンズリーグ優勝に貢献し、MVPを受賞した。しかし、昨年12月の天皇杯準決勝・浦和レッズ戦(0-1)で右ハムストリング筋を損傷。今季に入ってリハビリを続けていたが、2月に再び同箇所を負傷し、鹿島では今季公式戦出場のないまま、今夏に海外移籍を実現させた。
現地時間8月31日に行われたリーグ第5節アウェーのオイペン戦(2-0)で後半39分から途中出場。ベルギーデビューを飾り、公式戦では昨年12月5日の天皇杯準決勝・浦和レッズ戦(0-1)以来となる約9カ月ぶりにピッチに立った。
そして第8節シャルルロワ戦で初先発を勝ち取ると、前半34分、右サイドからのロングボールに反応。タイミングの良い抜け出しで相手DF2人を振り切り、マークに遭いながらも絶妙なトラップから泥臭くゴールへと押し込んだ。待望のベルギー初得点を挙げ、後半19分には左クロスを頭で押し込んで相手のハンドを誘発。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)により映像確認となり、PKを獲得した。
2得点に絡む活躍で勝利に貢献した鈴木。ベルギーのサッカー専門サイト「WALFOOT」も「彼はシャルルロワの守備にとって本物の“毒”だった。ストライカーの進歩はマーク・ブライスの選択を満足させるものだ」と記し、ブライス監督の“鈴木評”を紹介している。
「彼(鈴木)は16メートル以内では非常に危険だ。だが、それはすでに知っていたことだ。彼は急速に進化している。今後、多くの喜びをもたらすだろう」
コンディションの問題もあり初ゴールまで時間を要したが、鈴木の“反攻”が始まる気配が漂っている。