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トルコで不遇の香川の兄貴分グロスクロイツ 恩師クロップの待つリバプールと移籍金3億円で合意か
地元メディア報じる 故障者続出のリバプールにとって万能戦士加入はプラスに
昨季までドルトムントで活躍していたガラタサライMFケビン・グロスクロイツが、リバプール移籍で個人合意に達したとトルコ地元紙「Takvim」が報じている。
元ドイツ代表のグロスクロイツは、今夏の移籍市場最終日にガラタサライ移籍が決定。しかし、その際に移籍に必要な書類提出が48秒遅れるアクシデントに見舞われ、リーグ戦への登録は認められず。来年1月まで新天地でプレーすることができない状況となっていた。練習参加のみでピッチに立てない状況に加え、ホームシックにも悩まされ、本人は移籍を希望していると報じられる中、ドルトムント時代の恩師ユルゲン・クロップ監督率いるリバプール移籍が現実味を帯びてきたようだ。
レポートによれば、27歳のグロスクロイツは3年半契約でマージーサイドの名門への移籍について、すでに合意に達しているという。移籍金は250万ユーロ(約3億3000万円)程度、10日以内に正式決定する可能性があるようだ。サイドなら両サイド問わず、中盤からサイドバックまで幅広くこなす万能戦士は、運動量も豊富でクロップ監督の真骨頂といえる「ゲーゲン・プレス」への適応にも問題はない。今季のリバプールは主力に負傷者が続出するなど、指揮官の悩みは尽きないが、複数のポジションをこなす万能型アタッカーの加入はチームにとって大きなプラスとなるはずだ
グロスクロイツは、ドルトムントで同僚だった日本代表MF香川真司と親交が深い。2014年の夏にはマンチェスター・ユナイテッドで苦境に立たされていた香川に電話して、ドルトムント復帰を呼びかけるほどの絆を誇る兄貴分。トルコで公式戦出場がないまま、イングランドで恩師との再会を果たすことになるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images