FIFA最優秀選手賞、メッシ受賞は妥当? 識者間で議論勃発「特別な何かを成し遂げた選手が…」
C・ロナウド、ファン・ダイクらを抑えてメッシが受賞 識者からは異論も
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは現地時間23日に行われたFIFAの年間表彰式「The BEST」で、2019年の年間最優秀選手賞に選出された。昨季50試合51点を決めたレフティーの選出について、物議を醸しているようだ。
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同賞の今年度の最終候補はメッシの他に、リバプールでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクと、ポルトガル代表の一員としてUEFAネーションズリーグの初代王者となったユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドがノミネートされていた。
CL制覇に大きく貢献し、オランダ代表としてもネーションズリーグ決勝のピッチに立ったファン・ダイクの受賞が有力視される声もあったが、それらを抑えてメッシが受賞した。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」で解説を務めるポール・マーソン氏は番組「The Debate」で、メッシではなく、ファン・ダイクが受賞にふさわしかったと異論を唱えた。
「メッシは彼が全てのシーズンでやっていることをした。彼はバルセロナをさらに上のレベルに引き上げることはできず、CL優勝に導くこともできなかった。特別な何かを成し遂げた選手が受賞すべきで、ファン・ダイクはそれをやり遂げた」
メッシは昨季公式戦で50得点51得点を記録し、バルセロナのリーガ・エスパニョーラ優勝に大きく貢献した。他の選手には真似のできない偉大な記録だが、毎年圧倒的なスタッツを残してきているだけに、“平常運転”と見なされたようだ。その点、リバプールの守備の要として14シーズンぶりのビッグイヤー獲得に貢献したファン・ダイクのパフォーマンスがより大きなインパクトを与えたということだろう。
その一方で、同じく解説の元イングランド代表FWダレン・ベント氏は「私はメッシが受賞するべきだったと信じている。「50試合51得点というのは本当にどうかしている記録で、彼はバルセロナを背負っている」とアルゼンチン代表FWの受賞は妥当だと語っている。「ここ数シーズン、バルセロナは素晴らしいチームというわけではなかったが、メッシは前進し続けている」とその安定して高いプレーを続ける一貫性を称えていた。
今回のメッシの受賞は、識者の間でも意見が分かれる結果となったようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)