インテル三冠達成時のエースストライカーが、来年6月の現役引退を表明

弟の元バルサDFガブリエルは2012年に引退

 クロスボールに合わせるプレーから、最終ライン裏への抜け出し、ポストプレーと、まさに万能型FWの典型だったミリート。類まれな点取り屋として名を馳せたが、ジェノアやサラゴサではタイトルには恵まれなかった。最もその名を世界に轟かせたのは、インテル時代の2009-10シーズン。ジョゼ・モウリーニョ監督の信頼を得てチームのエースとしてプレーすると、リーグ、国内カップ、UEFAチャンピオンズリーグの三冠獲得に大きく貢献。この全てのタイトルにおいて、優勝が決定する試合でゴールを決めた。

 ミリート兄弟としても、フットボール界にその名を轟かせ、1歳年下の元アルゼンチン代表でバルセロナなどで活躍したDFガブリエルは2012年に現役を引退している。

 1979年生まれで36歳の名ストライカーは、そのキャリアの最後を愛着ある母国で終えることになる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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