劇的弾で話題になったアウクスブルクGKが愚行 故意にピッチの芝を破損し大問題に
判定への抗議中にPKスポット脇の芝をえぐる ケルンは修繕費用を請求
アウクスブルクのGKマルヴィン・ヒッツが、5日に行われたケルン戦で、ピッチの芝生を故意に破損させたことが物議を醸している。ヒッツはケルンからピッチの修繕費用として122.92ユーロ(約1万7000円)を請求されたと英国営放送「BBC」などが報じている。
問題のシーンはケルン対アウクスブルク戦の後半に起きた。同13分、ケルンにPKが与えられるとヒッツはチームメイト2人と主審に抗議する中、左足のスパイクのかかとでこっそりとペナルティスポットすぐ脇の芝をえぐっていた。このPKを蹴ったケルンMFモデストはシュートをゴール左に外してしまった。しかし、モデストは明らかに荒れた芝生に足を取られており、ヒッツの行為もしっかりと映像に残っていたことから問題視されていた。試合は、その後に先制したアウクスブルクが1-0で勝利していた。
試合後には自身のツイッターを通じて謝罪したヒッツだったが、その後に芝生の修繕費用として請求書が送られてきたという。ヒッツは費用を支払うことを認め、さらに反省の証として、ケルンの小児病院への寄付を行うとも明かしている。また、クラブもお詫びとして、ケルンに有名ブランドの芝刈り機を送ったとも発表された。
ヒッツは今年2月のレバークーゼン戦で、CKの流れから豪快なボレーシュートを決めて話題となっていた。流れの中からGKが得点したのはブンデスリーガ史上3人目という素晴らしい快挙で注目を浴びたスイス代表だったが、今回はネガティブな話題で取り上げられる羽目となった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1