J1名古屋「監督交代劇」の背景 “風間流”に別れ、大幅な方針転換はなぜ起きたのか

残り8試合でプレーオフ圏の16位と勝ち点差「4」、自動降格圏の17位と勝ち点差「7」

 目指すサッカースタイルが正反対との指摘はもっともであり、リーグ戦残り8試合というタイミングで、堅守速攻で実績を残してきた監督に手綱を委ねるのは少々極端だ。しかし、風間体制下で2年半以上にわたってやってきたことが停滞を招いている以上、その問題点を解決するためにドラスティックな変化が必要だったのも、また事実である。

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 クラブはギリギリまで、風間体制での“V字回復”を画策した。だが土壇場で変化の見込みがないと判断し、真逆の劇薬を投入することになったというのが、今回の監督交代劇の背景だ。リーグ第26節終了時点で11位の名古屋は、J2とのプレーオフに回る16位鳥栖とは勝ち点差「4」、自動降格圏の17位松本とは勝ち点差「7」。予断を許さない状況のなか、リーグ終盤戦での名古屋フロントの“決断”はチームを浮上させる力になるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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