レアル18歳FW、“宙ぶらりん”の現状をスペイン紙指摘 「怪我ではないのに…」
新加入のブラジル人FWロドリゴ、トップとBチームを行き来する状況に苦しむ
4000万ユーロ(約47億円)の大枚を叩いた逸材が、ピッチに立てない“宙ぶらりん”の状態が続いている。スペイン紙「AS」は今夏にレアル・マドリードに加入した18歳のU-20ブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスがトップチームでもセカンドチームでも試合に出ていない現状について取り上げている。
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ブラジルの名門サントスでプロデビューを果たし、今夏にレアルへの加入が決まったロドリゴ。プレシーズンではトップチームの試合で好パフォーマンスを披露し、同じく新加入だった日本代表MF久保建英(マジョルカ)とともにトップ入りを猛烈にアピールした1人だった。
久保はマジョルカへローン移籍した一方、ロドリゴはレアルに残留した。Bチームに相当するカスティージャでのプレーを基本としながらトップチームでの出場機会を伺うが、ここまではまだジネディーヌ・ジダン監督の下では1分もプレーしていない(ベンチ入り2試合)。しかし、トップとBチームを行き来する複雑な状況が、ロドリゴの立場をより不安定なものとしているようだ。
記事によれば、先週の土曜日にカスティージャはラス・パルマス・アトレチコと敵地で対戦したが、トップチーム招集の可能性があったロドリゴはその遠征メンバーには含まれず。しかし、結局はトップチームの敵地セビージャ戦でもメンバー外となり、どちらの試合にも関与することがなかった。
こうした状況について「AS」は「マドリードで宙ぶらりんのロドリゴ」とし、「若きブラジル人は怪我をしているわけではないのに、ファーストチームでも、セカンドチームでも試合に出場しなかった」と報じた。
ロドリゴは出場機会を手にできない苦境が続いている。記事では「1月の移籍ウィンドウはまだ遠い」と前置きした上で、同じ18歳の久保がマジョルカへ移籍し、すでにトップチームで3試合に出場していることについてロドリゴが羨望の眼差しで見ているのでは、という形でも言及されている。
スーパースターが集まるレアルで若手選手がポジションを手にするのは至難の業だ。“ニュー・ネイマール”との期待もあるロドリゴだが、同胞FWヴィニシウスのようにブレークを果たすのか、それとも久保のように出場機会を求めて期限付き移籍の可能性もあるのか。今後の動向に注目だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)