「映画のようなボレー」 リベリー、セリエA初ゴールを伊紙称賛「イタリアも征服する」
今夏フィオレンティーナに移籍したリベリー、第4節アタランタ戦で見事な左足ボレー
イタリア・セリエAのフィオレンティーナは現地時間22日、第4節アタランタ戦に敵地で臨み、2-2で引き分けた。2点のリードを守り切れずに今季初勝利を逃した一方、元フランス代表MFフランク・リベリーのセリエA初ゴールをイタリア紙は「最初の傑作」と称賛している。
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リベリーは今夏、12年間在籍したバイエルン・ミュンヘンを退団。フィオレンティーナに新天地を求め、14日の第3節ユベントス戦(0-0)では移籍後初の先発出場を飾っていた。アタランタ戦でも2試合連続の先発出場となったなか、1-0で迎えた後半20分にチャンスを迎える。
センターサークル付近でボールを持ったイタリア代表FWフェデリコ・キエーザが、鋭い反転からドリブルを開始。右サイドを突き進むと、逆サイドに走り込むリベリーへとアーリークロスが送られる。ステップを合わせて落下点に入ったリベリーは、滑らかなシュートモーションから左足を振り抜くと、GKも見送るしかない完璧なシュートがファーサイドのネットに突き刺さった。
フィオレンティーナ加入後初ゴールとなる“ゴラッソ”に、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「リベリー、最初の傑作。年寄り? “スカーフェイス(リベリーの愛称)”はイタリアも征服する」と見出しを打ち、世界的スーパースターがイタリアで刻んだ第一歩に注目。「映画のようなボレー」と見事な一撃を称賛している。
得点の3分後にはFWケビン=プリンス・ボアテングとの交代でベンチに下がったリベリー。フィオレンティーナは余力を残して今季初勝利をつかむかと思われたが、終盤に悪夢が待っていた。後半39分に1点を返されると、後半アディショナルタイム5分にも失点。
同紙は「フランス人はベンチで苦しむこととなった。完璧な1日に、最後にケチが付いてしまった」とリベリーの悲運を嘆いた。
今夏、大富豪による買収で注目を浴びたフィオレンティーナだが、今季ここまで2分2敗で最下位に沈んでいる。リベリーの初ゴールをきっかけに、次節以降の浮上を果たすことはできるだろうか。