ボローニャ、今季初黒星 冨安には「初めてのネガティブなパフォーマンス」と厳しめの評価
ローマ戦で1-2の敗戦 「誰にとっても大変」な相手のストロングポイントと対峙
イタリア・セリエAのボローニャに所属する冨安健洋は、現地時間22日のリーグ第4節ローマ戦でフル出場。後半のラストプレーで決勝ゴールを奪われて1-2の敗戦を喫したチームのなかで、現地メディアでは「初めてのネガティブなパフォーマンス」という評価も受けている。
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冨安は右サイドバックで出場すると、ローマの左MFであるアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンと左サイドバックのセルビア代表DFアレクサンダル・コラロフのコンビによる攻撃を受け止めた。そのなかで後半11分にはサイドチェンジを受けて前に突破を図ったコラロフに遅れて飛び込んで、セリエAで初のイエローカードも受けた。
チームは後半4分にコラロフのゴールで先制を許すも、5分後にはMFニコラ・サンソーネの得点で追いついた。しかし、ほぼラストプレーとなった後半アディショナルタイム4分にローマのエースであるボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコに決勝ゴールを許して敗れた。これがボローニャにとってはリーグ戦で初の敗戦となった。
冨安に対しサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は及第点の「6点」を与え「攻撃参加も頻繁に行い、相手の圧力にも抵抗した。(ハーフタイム明けに)ラディスラフ・クレイチが投入されてからは、より守備に重点を置いてプレーした」という寸評だった。
サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は冨安を「5.5点」としたうえで「ボローニャのユニフォームを着て以来、この日本人にとって初めてのネガティブなパフォーマンスだった」と厳しい評価。一方で「ムヒタリアンとコラロフのコンビに攻められるのは、誰にとっても大変なこと」と、相手のストロングポイントにさらされた点も考慮しての採点だったようだ。
開幕3試合では中位から下位でのフィニッシュが予想されるチームに2勝1分だったボローニャだが、上位候補との初対戦となったこのローマ戦では今季初の敗戦。シーズン全体を見ればUEFAヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得が目標になりそうなチームだけに、今後の上位チームとの対戦では勝ち点1の確保も重要になってきそうだ。