CL16強進出に安堵のモウリーニョ 進退を懸けた”運命の1週間”でまずは第一関門突破

古巣ポルトに2-0と勝利しグループG首位通過

 チェルシーはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ最終節で、ポルトに2-0と勝利を収め、グループG首位通過を決めた。敗れれば3位後退の可能性もあった中、相手のオウンゴールで先制するなど運も味方につけての勝利。試合後、英衛星放送「BTスポーツ」のインタビューに応じたジョゼ・モウリーニョ監督は、決勝トーナメント進出を果たしたことに安堵の表情を浮かべ、「ヨーロッパリーグ(EL)には行きたくなかった」と本音を吐き出した。

 プレミアリーグで14位に沈む指揮官にとって、進退を懸けた「運命の1週間」と言われたなかで、まずは古巣ポルトとのCLグループステージ最終節にきっちりと勝利し、ベスト16進出という第一関門を突破した。

 チェルシーは前半12分にポルトDFマルカノのオウンゴールで先制し、勢いを得た。さらに後半には今季好調のウィリアンが大会5得点目となる追加点で2-0。引き分けでも決勝トーナメント進出は可能だったが、快勝で首位通過を決めた。モウリーニョ監督は幸運にも助けられたCLと、不振が続くプレミアリーグとの違いを語っている。

「我々はプレミアリーグでは運がないんだ。プレミアリーグでは、全てが我々にとって逆風だ。選手たちもそう感じているだろうし。彼らにとっては自信や自尊心を攻撃されているのだろう」

 リーグでの低迷から度々解任の噂が流れるなど、苦境の中でもモウリーニョ監督が見据えるのはチェルシーでの成功のみだ。ポルト、インテルで2度のビッグイヤー戴冠を成し遂げている名将は、欧州最高峰の舞台であるCLでのさらなる成功を誓った。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング