「心奪われた柴崎ではないが…」 フル出場で敵地ドローに貢献、地元紙は“最低限”の評価
デポルティボ、6戦未勝利と停滞も… 上位カディス相手の勝ち点獲得に一定の評価
スペイン2部デポルティボ・ラ・コルーニャの日本代表MF柴崎岳は現地時間21日、リーグ第7節カディス戦に3試合連続の先発出場を果たした。ボランチとしてフル出場し、アウェーでの0-0ドローに貢献。チームは3試合連続の引き分けで、開幕戦での勝利以降、6試合白星から見放されているなか、地元紙はこの試合の柴崎のプレーは最低限のパフォーマンスだったと伝えている。
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現在スペイン2部で上位争いを演じるカディスの本拠地に乗り込んだ一戦。柴崎は中盤の底からチームをコントロールし、時には体を張った守備を見せるなど勝利への執念を見せた。チームも粘り強い戦いで今季初の無失点で試合を終えた一方、ゴールをこじ開けることができず、スコアレスドローとなった。
ガリシア州の地元紙「ラ・オピニオン・ア・コルーニャ」は、この試合結果について「デポルは体制を立て直し、カテゴリーで最も難しいピッチの一つを生き残った。ビルドアップから守備陣が成長。(途中出場のFWサシャ・)ヨバノビッチに決勝点のチャンスがあった」と報道。同じく地元紙「ラ・ボス・デ・ガリシア」も、「カディスで価値ある1ポイントと平穏」と、アウェーから勝ち点1を持ち帰ったことに一定の評価を与えた。
また、同紙は選手採点も公開しており、チーム最高評価は無失点に貢献したDFサルバ・ルイスとMFアレックス・ベルガンティーニョスで「7点」。柴崎には「5点」が与えられ、寸評では「引き続き開幕戦でリアソールが心を奪われたガク・シバサキではないが、少なくともよりボールをコントロールし、バカげた形でボールを奪われることはなかった」と、最低限のパフォーマンスだったと記している。
開幕戦のオビエド戦(3-2)の勝利後に3連敗、そして3連続ドローと足踏みが続き、22チーム中18位に沈むデポルティボ。29日の次節ミランデス戦で、柴崎は本拠地リアソールを熱狂させるプレーを見せられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)