2019年「アフリカ年間最優秀選手賞」の行方は? 仏誌が“三つ巴予想”、本命は…
CL制覇のサラー&マネが有力視も、「フランス・フットボール」誌はマフレズ推す
昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)は、リバプールの優勝で幕を閉じた。その中核を担ったエジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表FWサディオ・マネは、2019年のアフリカ年間最優秀選手賞の有力候補と言えるだろう。しかしフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」は、そこにマンチェスター・シティのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズが割って入ると主張している。
年明けにアフリカサッカー連盟(CAF)によって発表されるアフリカ年間最優秀選手賞は、2017年、2018年と2年連続でサラーが受賞している。アフリカ出身選手にとって栄誉となる同賞だが、今年はCL制覇を成し遂げたサラーとマネの一騎打ちというのが大方の予想となっている。
しかし、「フランス・フットボール」誌はもう1人の有力候補として、マフレズの名前を挙げている。昨季にシティへ入団したマフレズは、公式戦44試合に出場して12得点12アシストという成績でシーズンを終え、プレミアリーグ、FAカップ、リーグカップ、コミュニティシールドと国内タイトル独占に大きく貢献した。
さらにマフレズはアルジェリア代表の中心選手として、今夏のアフリカネーションズカップ優勝にも大きく貢献している。その準決勝ナイジェリア戦(2-1)で、マフレズは後半アディショナルタイムにFKを決めて決勝点をマーク。同誌はそのFKについて、「その強烈な印象は個人タイトル獲得レースにおいて、効果的なキャンペーンとなっている」と評価し、マフレズの受賞に向けて後押ししていると主張している。
その年に最も活躍したアフリカ出身選手に授けられる同賞だが、サラーの3連覇となるのか。それとも同僚のマネが初受賞となるのだろうか。はたまた、同誌が主張するようにマフレズが3年ぶり2度目の名誉を獲得するのだろうか。残り3カ月ほどの間、議論を呼ぶことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)