元イングランド代表DF、初の“海外挑戦”の理由を告白 「遅れを取っていると知った」
マンUからローマにレンタル移籍したスモーリング 「簡単な決断は留まることだった」
元イングランド代表DFクリス・スモーリングは、今夏マンチェスター・ユナイテッドからローマへ期限付き移籍を果たし、キャリア初となる海外挑戦の道を選択した。英紙「テレグラフ」のインタビューに応じたスモーリングは、「簡単な決断は留まることだった」と移籍について振り返り、挑戦する道を選んだ理由について語っている。
2010年にユナイテッドに入団したスモーリングは、11月で30歳になる今シーズンを前に海外挑戦という大きな決断を下した。スモーリングが移籍する前には、ユナイテッドがDF史上最高額の移籍金でイングランド代表DFハリー・マグワイアを獲得しており、彼にとっては安泰とは言い難い状況を迎えていた。スモーリングは「テレグラフ」紙に、移籍の真相を明かしている。
「ハリーが来る前に(オレ・グンナー・スールシャール)監督と話をした。彼や(ビクトル・)リンデロフよりも遅れを取っていることを知った。前のシーズンでもファーストチョイスから遅れを取ってスタートしたが、4、5試合をした後にチームへと組み込まれることになった。私は挑戦が好きなんだ。新しいセンターバックが来たら成長できるだろう。もっと一貫性を持って見なければならない」
ユナイテッドで新加入選手らとレギュラー争いをすることにも自信を見せたスモーリングだが、結果的にローマへの移籍を選択。それは「絶好の機会だった」と答えている。
「ユナイテッドに留まって挑んでいたとしたら、試合に出場するに値する活躍を見せる自信はあった。だが、現在はローマでも同じような挑戦を行っている。レンタルが終わって戻ったとしたら、センターバックにはない要素を加えられていると思う。簡単な決断は(ユナイテッドに)留まることだった。だけど、これは挑戦への絶好の機会で、異なる文化で生活できる機会だった。この点においては同じサッカーなのだが、すべてを変えるようなものだろう」
より険しい挑戦の道を選んだスモーリングは、イタリアの地で何を得て、イングランドに何を持ち帰ることができるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)