レアル新監督の適任者は? スペイン紙がアンケート実施、最多は44%を獲得
アンケート途中結果の最多はモウリーニョ氏、本人は就任の噂を一蹴
レアル・マドリードが2019-20シーズンも不調に苦しんでいる。リーグ戦は開幕4試合でまずまず勝ち点を稼いでいるものの、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)初戦パリ・サンジェルマン(PSG)戦では枠内シュートゼロという屈辱の完敗を喫した。ジネディーヌ・ジダン監督には早くも解任の噂が流れており、スペイン紙「マルカ」は後任になり得る3人を挙げ、適任者のアンケートを実施している。
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まず1人目として挙げられているのがジョゼ・モウリーニョ氏だ。カリスマ指揮官はマンチェスター・ユナイテッドの指揮官を解任されてからフリーの身。かつてレアルを率いた経験があるためクラブの内情を熟知しているのと、批判を恐れない采配術もあって、チームに改革を起こせる人物である。復帰を果たすとなればクラブ全体に大きな衝撃が与えられるのは間違いない。
2人目はマッシミリアーノ・アッレグリ氏だ。昨シーズン限りでユベントスの指揮官を辞した知性派指導者は、第1期ジダン政権が終焉を迎えた2018年夏にアントニオ・コンテ(現インテル監督)、マウリシオ・ポチェッティーノ(トッテナム監督)とともに有力候補に挙がっていた。当時はユーベとの契約を尊重したものの、レアルでの仕事自体に興味はあるとされている。
3人目はレアルBチームにあたるカスティージャを今季から率いるラウール・ゴンザレス監督だ。3年前の1月、当時トップチームの監督を務めていたラファエル・ベニテスが解任された際、後任はカスティージャを指揮していたジダンが務め、昨シーズンもフレン・ロペテギ元監督の解任後はカスティージャを率いていたサンティアゴ・ソラーリ氏がチームを率いた。その流れに沿えば、ラウール監督の昇格の線はあり得ると分析している。
同紙が行っている「次期監督は誰がいい?」のアンケートでは、日本時間21日7時時点でモウリーニョ氏が44%、アッレグリ氏が30%、ラウール監督とその他がそれぞれ13%となっている。
なおモウリーニョ氏はスペインのテレビ局「デポルテ・クワトロ」の直撃取材に対して「すでに監督がいるチームをトレーニングすることはできないよ。監督がもういるので、レアル・マドリードのトレーニングには興味がない。それだけだ」と就任の噂をひとまず一蹴している。しかしレアルの不調が続けば、その身辺はさらに騒がしいことになりそうだ。