PSGの“フランス1強状態”…元伊代表MFがメリット強調「シティやリバプールには不可能」
直近7シーズンで6回優勝、MFモッタがPSGの1強状態について持論を展開
フランス1部のリーグ・アンはパリ・サンジェルマン(PSG)による1強状態になって久しいが、同クラブに活躍した元イタリア代表MFチアゴ・モッタ氏は、その状況がUEFAチャンピオンズリーグ(CL)においてポジティブに働くと考えているようだ。フランス紙「レキップ」に語っている。
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PSGは1990年代にもリーグ優勝を果たすなど名門として知られるが、現在の地位を確立したのはカタール資本の流入が大きかった。2011年にオーナーがカタール投資庁の子会社になってから、数多くのトッププレーヤーを獲得。その結果、2012-13シーズンからは昨季まで7シーズン中6回優勝するなど1強状態を作り上げている。
一方で、クラブの野望であるCL制覇には届いていない。国内リーグがチーム強化につながっていないという指摘も受けるPSGだが、モッタ氏は次のように反論した。
「最後にマンチェスター・ユナイテッドと戦った試合を思い出してほしい。2位と勝ち点15も差をつけていたからこそ、8人のレギュラー選手をリーグ戦で起用せずに試合に備えることができた。それはマンチェスター・シティやリバプールには不可能なことだよ。PSGはCLの優勝候補の一つだと間違いなく言える」
フランスと他国リーグの違いに触れたモッタ氏は、“1強状態”のメリットを強調している。その一方、異なる要素がCL優勝に届いていない原因と語った。
「クラブの中に、ビッグマッチへ臨む時に自信を持ち過ぎている空気があることがある。それは勝利につながらない。自信とモチベーションには適切なバランスが必要なんだ」
今季は開幕戦でレアル・マドリードを3-0で撃破し、順調なスタートを切ったPSGだが、悲願のCL優勝に向けて1強状態のリーグ戦が後押しになるのだろうか。