優勝逸の原因はFWスアレスの“噛みつき”? リバプールOBが指摘「あれのせいで…」

リバプール時代のスアレス【写真:Getty Images】
リバプール時代のスアレス【写真:Getty Images】

スアレスとリバプールで共闘したキャラガー氏、2013-14シーズンについて言及

 解説者を務める元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏は、6年前に古巣リバプールがプレミアリーグのタイトルを逃したのは、当時リバプールでプレーしていたウルグアイ代表FWルイス・スアレス(現バルセロナ)が原因と語っている。英地元紙「リバプール・エコー」が報じた。

 2013-14シーズンのリバプールは、マンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナルとシーズン終盤まで優勝争いを繰り広げた。12連勝を目指してホームで臨んだ第36節のチェルシー戦を落とすと、その後は失速。続くアウェーの第37節クリスタル・パレス戦は3-3のドローに終わり、24年ぶりのリーグ優勝を逃した。

 スアレスはこのシーズン、33試合に出場して31ゴールの活躍でリバプールの飛躍に貢献。プレミアリーグ、PFA、フットボール記者協会の年間最優秀選手(MVP)などに選出された。ただ、前シーズンにホームでのチェルシー戦(2-2)で相手DFブラニスラヴ・イバノビッチに噛みつき10試合の出場停止処分を課され、13-14シーズンは開幕6試合を欠場していた。

 スアレスの“噛みつき”事件が起こったチェルシー戦に出場していたキャラガー氏は、英衛星放送「スカイ・スポーツ」へのインタビューで「まったく(噛みつきには)気が付かなかったが、ロッカールームに戻ってからルイスがイバノビッチに噛み付いたと聞いた。誰かが彼に聞いたけど、否定していたそうだ」と当時を振り返った。

 そして、「スアレスは(次のシーズンに)5試合か6試合に出られなかったんだ。スアレスは(当時)プレミアリーグで圧倒的な差を付けて最高の選手だった。ほぼ毎試合ゴールを挙げていたんだ」と話し、「あれ(スアレスの出場停止)のせいで、リバプールは翌シーズンに代償を支払った」と話していた。

結果的に、シーズン序盤のエース欠場が響いて優勝を逃したリバプール。キャラガー氏にとっても苦い記憶として残っているようだ。

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