マンU監督、若手台頭で移籍市場戦略に手応え 「ルカク、サンチェス放出は正しかった」
グリーンウッドがELアスタナ戦で決勝ゴール マンU初の2000年代生まれの得点者となる
マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間19日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)第1節でFCアスタナ(カザフスタン)と対戦。若手中心で試合に臨んだなか、17歳のイングランド人FWメイソン・グリーンウッドの決勝ゴールで1-0と勝利した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、ビッグネームを放出したオフの決断の正当性を語るオレ・グンナー・スールシャール監督のコメントを紹介している。
グリーンウッドはユナイテッドにとって、2000年代生まれの選手で初の得点者となった。若者が結果を出す姿を目の当たりにしたスールシャール監督は、オフにクラブが行った選手の放出が正しかったと感じているようだ。
「彼がボックス内に入ると、何かが起こるんだ。中からでも、外からでも点を取ることができる。GKの股を抜く、見事なシュートだった。ほとんどの場合、あそこは空いているからね。彼はどうボールを捉えればいいかを分かっている。前半はもう少し曲げるべきところでも、強く打ち過ぎていたかもしれないけどね。それでも今日、彼は自分がどんな存在になりえるかを示したと思う」
自身も危険な点取り屋だったスールシャール監督は、EL初ゴールを挙げたグリーンウッドを祝福した。
今後、起用されるユナイテッドの選手たちは、夏の移籍市場で放出したルカクやサンチェスといったビッグネームの穴埋めが求められる。彼らの離脱についてのコメントを求められたスールシャール監督は、移籍市場での動きが正しかったと感じているようだ。
「正しい判断だったと思う。クラブにとっても、彼(グリーンウッド)にとってもね。彼は今シーズン、私たちにとって重要な選手になるだろう。これまで多くの時間、プレーしたわけではない。でも、今後は多くの時間を得て、成長して、向上していくだろう」
ユナイテッドは、スペイン代表GKダビド・デ・ヘア、スウェーデン代表DFヴィクトル・リンデロフと契約延長したばかりだが、グリーンウッドとも新たな契約を結ぶ可能性が高いようだ。スールシャール監督は「私たちは若い選手たちと、常に将来についての話をしている。メイソンも疑いなくクラブにとどめておきたい選手の1人だ」と、契約延長に含みを持たせていた。