クリア失敗に味方と交錯… 悲劇のGKカリウス、ゴール献上の「バカげたミス」に非難殺到
18年CL決勝で衝撃ミス、ベジクタシュに期限付き移籍も悪夢は止まらず
トルコ1部ベジクタシュのドイツ人GKロリス・カリウスが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)初戦で致命的なミスを犯し、批判の的となっている。2018年のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝レアル・マドリード戦(1-3)から続く負の連鎖は、今も断ち切れていないようだ。
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カリウスはCL決勝で衝撃的なミスを犯して敗れるという失意の後、リバプールから2年間の期限付き移籍でベジクタシュへ。1年目の昨季は公式戦35試合に出場し、正守護神としての座を手にしていた。今季も開幕からスタメン出場を続けているが、チームは1勝1分2敗と低調。復調のきっかけをつかむためにも、EL初戦のスロバン・ブラチスラバ戦は大事なカードだった。
そんななか、前半14分にカリウスを悪夢が襲う。スロバンのスロバキア代表GKドミニク・グライフがパントキックを前線に送ると、スロベニア代表FWアンドラス・スポラルが走り込む。DFとの競り合いになるかと思いきや、ここに飛び出してきたのがカリウスだった。
背走しているDFではなく、自分が前に出てクリアしようという判断だったが、カリウスは目測を誤ってヘディングでのクリアに失敗したばかりか、味方DFと接触して両者ともに転倒。労せず抜け出したスポラルはボールをゴールに流し込むだけ。ベジクタシュはあまりにも安易な形で先制点を献上してしまった。
その後、PKとオウンゴールで一度は逆転に成功したベジクタシュだが、後半に3点を奪われて2-4の逆転負け。敵地での一戦とはいえ、重要な開幕節は勝ち点0という結果に終わった。
チームの出鼻をくじくミスを、英紙「ザ・サン」が「またしてもカリウスのバカげたミス。ヘディングに失敗し、味方DFを転げさせてゴール献上」と酷評すれば、英ラジオ局「talkSPORT」は「間違った方法で話題になり続ける」と断罪。母国ドイツの週刊誌「シュピーゲル」からも「カリウスがまた壮大なミスをやらかした」と皮肉を込めて報じられている。
カリウスはこの苦境を乗り越えることができるだろうか。