本田にさらなる苦境 シャルケが前任10番との契約解消を発表で冬のミラン入りが決定的

練習参加中でミラン指揮官も了承済み

 ブンデスリーガのシャルケが元ガーナ代表で現在 ACミランの練習に参加しているMFケビン・プリンス・ボアテングとの2016年6月までの契約を解消したことをクラブの公式サイトで発表した。ボアテングは2013年8月末、ミランからシャルケに移籍を果たしたが戦力外となり、今季途中からミランの練習に参加していた。来年1月から移籍金ゼロでミランに加わることになる。

 イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、ミランとボアテングとの契約は16年1月からの半年契約となり、17年6月までの1年間延長オプション付きになると報じている。すでに、ボアテングの代理人であるフェデリコ・パストレッロ氏がシニシャ・ミハイロビッチ監督から加入について「OKの返事をもらっている」と、障害がないことも強調した。1月4日に正式契約を結び、6日の本拠地ボローニャ戦がミランでの復帰戦となる見込みを報じている。

 シャルケ移籍前に日本代表FW本田圭佑の前任者として「背番号10」をつけていたボアテングは、ミラネッロ(ミランの練習場)での練習参加と親善試合でミハイロビッチ監督に実力をアピールしていた。リーグ戦10試合連続でスタメン落ちの本田にとっては新たな定位置争いの新たなライバル出現となる。1年以上リーグ戦でゴールから遠ざかっている男にとっては苦境となりそうだ。

 ボアテングはシャルケで公式戦60試合に出場し、7得点を挙げていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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