FIFA会長、イランに男女均等の観戦機会要求 「今こそ変わる時」「許可する必要がある」
イランの女性入場禁止に対して、インファンティーノ会長が呼びかけ
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が女性のスタジアム入場が禁止されているイランに対し「今こそ変わるとき」と呼びかけ、男女平等の機会提供を要求している。英公共放送局「BBC」が報じた
イランでは1979年のイスラム革命以後、女性がスポーツ競技場への入場を禁止されている。FIFAはこの性差別を問題視しており、イラン側に門戸を開くように要求している。今月9日は、男装してサッカースタジアムに入場したことが見つかり、拘束された女性が焼身自殺を図って死亡するという事件も起きていた。
FIFAのインファンティーノ会長は「我々の立場は揺るぎなく、明確なものだ。イランでも女性のフットボールスタジアムへの入場を許可する必要がある」と主張。再びイランの女性がスタジアムに来られるような状況を作るべきだと呼びかけている。
「今こそ変わるときだ。FIFAは10月のイランのホームゲームでポジティブな発展があることを期待している」
10月10日にはワールドカップ・アジア2次予選で元日本代表MF本田圭佑が実質的に監督を務めるカンボジア代表と対戦するイラン。40年続く女性の入場禁止が解かれる歴史敵瞬間は訪れるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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