1位はピッチ縦断の驚愕93mパス! Jリーグ「アシストの距離ランキングトップ10」
Jリーグが2008年~19年の“長距離アシスト”ランキングを紹介
Jリーグ公式YouTubeチャンネルは、日々のハイライトやゴール動画だけでなく、様々な切り口でのゴール集やプレー集などを紹介している。19日には「TOP10 PLAYS」として、「アシストの距離ランキング(2008年~2019年)編」と題した動画を公開。驚愕の“93メートルパス”が1位に輝いている。
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今季のJリーグではヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが見せた50メートル超のダイレクトボレーパスが注目を浴びたが、今回のランキングはすべて77メートル以上のアシスト。例外なくGKがアシストを記録したシーンとなっている。
10位に入ったのは元日本代表GK川口能活が、ジュビロ磐田時代の2011年にパントキックから記録した77.96メートルのアシスト。そこから9位に元日本代表GK曽ヶ端準(鹿島アントラーズ)、8位にGK浅沼優瑠(YSCC横浜/当時)、7位に韓国代表GKチョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)、6位にGK清水健太(カマタマーレ讃岐)と続く。
5位は現在は湘南ベルマーレの守護神を務めるGK秋元陽太が、愛媛FC時代の2013年に記録したもの。ここから80メートルの大台に突入し、4位のGK長谷川徹(徳島ヴォルティス)は81.66メートル、3位の元日本代表GK林卓人(ベガルタ仙台/当時)は83.24メートルと、80メートル台前半のアシストが並ぶ。いずれもキックの飛距離にも驚かされる一撃となった。
そして、2位からは一気に数字が跳ね上がる。セレッソ大阪の韓国代表GKキム・ジンヒョンが2013年に披露したアシストは、なんと89.69メートルにも到達。オフサイドのないゴールキックの特性を利用し、最前線で待つ元日本代表FW柿谷曜一朗に渾身のキックを届けてみせた。
さらに、1位もキム・ジンヒョンの記録となった。こちらは驚きの93.08メートル。一般的なピッチの縦幅は約105メートルのため、ほぼフィールドを縦断するアシストだったと言っていい。2016年の第2節水戸戦(1-0)で、2位のアシストと同じく鋭いゴールキックを柿谷がフィニッシュ。持ち前のキックのパワーと精度を活かし、狙いを持ってゴールにつなげていたからこそ、同じ形が生まれたのだろう。
攻撃の場面でGKにスポットライトが当たることは少ないなか、興味深い特集となった今回の「TOP10 PLAYS」。次節のJリーグでは、GKのロングキックの意図に注目してみるのも面白そうだ。
■【一覧リスト】Jリーグ「アシストの距離ランキングトップ10」
10位 川口能活(ジュビロ磐田) 77.96m/2011年5月14日
9位 曽ヶ端準(鹿島アントラーズ) 78.00m/2009年8月23日
8位 浅沼優瑠(YSCC横浜) 78.72m/2018年4月15日
7位 チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ) 79.19m/2017年5月14日
6位 清水健太(カマタマーレ讃岐) 79.67m/2018年6月30日
5位 秋元陽太(愛媛FC) 80.65m/2013年11月17日
4位 長谷川徹(徳島ヴォルティス) 81.66m/2016年11月6日
3位 林卓人(ベガルタ仙台) 83.24m/2010年8月1日
2位 キム・ジンヒョン(セレッソ大阪) 89.69m/2013年11月10日
1位 キム・ジンヒョン(セレッソ大阪) 93.08m/2016年3月6日
※カッコ内の所属クラブは当時