EL3連覇への望みをつなぐ古巣相手の一撃 セビージャが欧州カップ戦撤退の危機から生還
CL最終節でユーベに勝利し3位浮上 ジョレンテが殊勲の決勝点
古巣相手の一撃がチームの望みをつないだ。8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ最終節、ホームでユベントスと対戦したセビージャは、FWフェルナンド・ジョレンテの決勝ゴールで1-0の勝利。グループ3位を確保し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)への道を切り開き、EL3連覇を目指す権利を得た。
試合はユベントスが主導権を握る展開だったが、FWパウロ・ディバラのシュートがゴールポストに弾かれたシーンや、ゴール前3メートルでフリーになったFWアルバロ・モラタが信じられないシュートミスを犯すなど、多少の運にも恵まれてセビージャは無失点でゲームを進めた。
そして後半20分、MFイェウヘン・コノプリャンカの左CKの場面で、ニアサイドに入ったジョレンテはDFアンドレア・バルザーリと競り合いながらヘディングシュート。ボールは山なりの軌道でファーサイドのネットに吸い込まれ、貴重な先制点となった。その後もユベントスの反撃をしのいだセビージャは、1-0と勝利。昨季までユベントスに所属していたジョレンテにとっては、古巣相手の決勝弾となった。
ジョレンテは、試合後にイタリアの衛星放送局「スポーツ・メディアセット」のインタビューに応じている。
「僕らにとっては、非常に重要なゲームだった。勝てなければ、ヨーロッパの舞台から去ることになってしまったからね。僕らは信じられないようなゲームをしたと思っている。ユーベとの対戦は非常に難しく、彼らの守備は1回のチャンスを作ることさえ難しいものだった。CKから得点できて本当にうれしい」
古巣の守備陣を称えつつ、EL行きの切符をつかんだことに喜びのコメントを残した。
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