CL初戦完敗のレアル、ジダン監督も嘆き節 「最も悩ましいことはインテンシティー」
ネイマール、ムバッペ、カバーニが不在のPSGに0-3の敗戦を喫する
レアル・マドリードは現地時間18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第1節でパリ・サンジェルマン(PGS)に0-3で敗れた。ブラジル代表FWネイマールやフランス代表FWキリアン・ムバッペら主力不在の相手の敗戦に、ジネディーヌ・ジダン監督も完敗も認め、インテンシティーの欠如を嘆いた。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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敵地パルク・デ・プランスでの大一番。PSGは負傷によってムバッペとウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、暴言による出場停止でネイマールが不在と相手は自慢のトリデンテを欠いた状況。レアルにとってグループ最大のライバルとなるPSG相手から勝ち点を取る絶好機ともいえた。
しかし、試合は開始14分でPSGに傾いた。2010年から14年までレアルでプレーし、CL優勝にも貢献したアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが左足のシュートで古巣のゴールネットを揺らして先制。31歳のレフティーは同33分にも追加点を奪うなど躍動した。
レアルはウェールズ代表FWギャレス・ベイルがリフティングから技アリのループシュートでネットを揺らす場面があったものの、シュート前にハンドがあったことがVAR介入で明らかになり、ゴールは認められず。最後までゴールが遠く、反対に後半アディショナルタイムにはベルギー代表DFトーマス・ムニエにダメ押しの3点目を決められて万事休すとなった。
ジダン監督は試合後、「彼ら(PSG)はプレーやミッドフィールドなど、あらゆる面で我々を上回っていた。最も悩ましいことはインテンシティーだ」と試合を振り返り、完敗だったと認めた。CLの大舞台で必要なプレー強度が不足していたと課題を指摘している。
「選手たちはチャンスを作り出すことに長けている。その点は心配などしていないが、このコンペティションで高いレベルで戦うのに必要なインテンシティーがなかった。PSGがプレスに来ることは分かっていたが、我々はほとんどインパクトを残すことができず、作ったチャンスも2、3度だけだった」
レアルがCL開幕戦黒星を喫したのは2006-07シーズン、リヨンに敗れて以来13年ぶりのこと。王座奪還を目指す“白い巨人”だが、いきなり初戦でつまずく形となった。