「サッカーをあきらめる寸前だった」 マンUで輝くヤングスター、苦悩の過去を激白

ブレークを遂げているマンUのMFジェームズ【写真:Getty Images】
ブレークを遂げているマンUのMFジェームズ【写真:Getty Images】

今季5試合3得点のウェールズ代表MFジェームズ、クラブ公式マガジンで12歳当時のエピソードを語る

 今季マンチェスター・ユナイテッドに新加入したウェールズ代表MFダニエル・ジェームズは、プレミアリーグの開幕から5試合すべてに出場し3得点を挙げる活躍でブレークを遂げている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」はクラブの公式マガジン「インサイド・ユナイテッド」でのインタビューを引用し、ジェームズが少年時代にサッカー選手をあきらめようとしたことがあったことを伝えている。

 1997年11月10日生まれのジェームズは現在21歳。ハル・シティのアカデミーで育ち、2014年にスウォンジーへ移籍すると、17年にトップ昇格を果たし、シュルーズベリー・タウンへの期限付き移籍を挟んで18年2月にプロデビューを果たした。

 2018年11月にはウェールズ代表に招集され、圧倒的なスピードを武器としたスタイルから同胞のレアル・マドリードに所属するFWギャレス・ベイルと比較されることも多くなった。そうしたなか、ユナイテッドの公式マガジン「インサイド・ユナイテッド」のインタビューに応え、過去にプロ選手になるのをあきらめかけたと告白している。

「12歳になる頃、僕はサッカーをあきらめる寸前だった。楽しめていなかったんだ。父と母に『サッカーとは別のことがしたい』と言った。僕は友だちと遊びたかったんだ。当時のトレーニングは、ほとんどが夜に行われていた。学校から帰ってから友だちと遊びに行きたかったけど、練習に行かなければならなかった」

 12歳の少年にとって、サッカー漬けの日々は大きな苦痛となっていたようだ。それでもあきらめなかった理由は、指導者たちがジェームズの才能に気づいていたからだったという。

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