南野拓実、華麗な“高速ターン”から電光石火の先制アシスト 現地紙「模範的なパス」
CLデビュー戦で2アシストと躍動、本拠地でヘンクに6-2と快勝
ザルツブルクの日本代表MF南野拓実は現地時間17日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ開幕戦のヘンク戦に先発フル出場を果たし、2アシストをマークして6-2の快勝に貢献した。自身にとって最高のCLデビューとなった一戦、チームに勢いをもたらす開始102秒の先制点をアシストしたシーンを、オーストリアメディアは「模範的なパス」と伝えている。
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本拠地で行われたCL初陣は、圧巻のゴールショーとなった。ザルツブルクの南野とMF奥川雅也、ヘンクのMF伊東純也による“日本人対決”にも注目が集まったこの一戦、南野は先発出場を果たすと開始2分に魅せる。バイタルエリアで味方からの縦パスを受けると、後方から迫った相手をファーストタッチで華麗に反転してかわすと、ペナルティーエリア内で待ち構えたノルウェー代表FWエルリング・ブラウト・ホランドに素早くパスを通す。今季絶好調の19歳FWは、このボールをダイレクトでゴールに叩き込み、ホームのザルツブルクが先制した。
この電光石火の一撃で勢いに乗ったザルツブルクは、ホランドが前半だけでハットトリックを達成するなど攻撃陣が大爆発。ヘンクを6-2と撃破する最高のスタートを切った。
大勝劇の口火を切った先制点のシーンについて、オーストリアメディア「フォアアールベルク・オンライン」が「試合開始90秒が経過した後、南野がホランドにボールを送り、完璧なスタートを切った」と伝えれば、オーストリア紙「オーバーエスターライヒ・ナハリヒテン」は「ホランドはわずか102秒で、タクミ・ミナミノからの模範的なパスを利用して1-0とした」と報じた。
その後、南野は前半アディショナルタイムのチーム5点目もお膳立てし、CLデビュー戦で2アシストをマークして大勝劇に貢献。現地時間10月2日に行われる第2節リバプール戦では、CL王者相手に敵地でどんなプレーを見せてくれるのか、期待が高まる。