「エメリは時間切れ」 アーセナル監督“解任論”を英識者が主張、後任に推すのは?
低調なアーセナル、英ラジオでダーラム氏が“監督交代”を主張 後任候補は「モウリーニョ」
アーセナルは現地時間15日に行われたプレミアリーグ第5節でワトフォードと対戦。前半に奪った2点のリードを守りきれず、最下位相手に2-2のドローに終わった。英ラジオ「talkSPORT」でホストを務めるジャーナリストのアドリアン・ダーラム氏は、アーセナルを率いるウナイ・エメリ監督の手腕を疑問視し、代役としてジョゼ・モウリーニョ氏を招聘すべきとの持論を展開している。
アーセナルはガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが前半21分、32分と立て続けにゴールを奪ってリードを手にしたが、後半8分に元イングランド代表MFトム・クレバリー、同36分にはPKでアルゼンチン代表MFロベルト・ペレイラに得点を許し、2-2のドローに持ち込まれた。5節までを終えて2勝2分1敗とスロースタートのシーズンとなった。
こうした状況で、アーセナルを率いるエメリ監督に苦言を呈しているのがダーラム氏だ。「ウナイ・エメリは時間切れだ」と、解任すべきと論じている。
「彼は2年目のシーズンを迎えているが、アーセン・ベンゲル時代の重苦しかった日々となんら変わりがない。マンチェスター・ユナイテッドに8-2で負けた時(2011年)と比べても、より多くのチャンスをワトフォードに献上していた」
ダーラム氏は、アーセナルは「タイトル争いとは程遠いところにいる」と語るなど、エメリ監督が率いるチームに大きな疑問符を付けている。そして「抜本的な何かが必要だ」とチームの改革を提言している。
「彼らに必要なのは誰か? ジョゼ・モウリーニョだ。彼はアーセナルにとって完璧な存在だ。そして彼はフリーエージェントだ」
ダーラム氏はエメリ監督を解任し、前マンチェスター・ユナイテッド監督のモウリーニョ氏の招聘を推薦していた。
22年の長期政権を築いたベンゲル前監督から昨夏バトンを受けたスペイン人のエメリ監督が今、逆風にさらされている。