「えっ?」 浦和FW興梠、ACL通算25得点目も…AFCが当初“オウンゴール”と表記し驚き
ACL準々決勝第2戦、上海上港戦で先制点につながるヘディングシュート
浦和レッズのFW興梠慎三は、17日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の第2戦、上海上港(中国)とのホームゲームにフル出場。先制点につながるヘディングシュートを放ち、ベスト4進出に大きく貢献した。
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興梠は先月に敵地で迎えた初戦でも得点し、2-2の引き分けで終えたチームは、第2戦で勝利か1-1以下の引き分けでも突破が決まる状況だった。そしてこのゲームの前半39分、左サイドからMF関根貴大が上げたクロスにマークを外してヘディングシュート。相手GKもセーブを試みたボールは、ゴール内に吸い込まれて先制点になった。
そのゴールについてエースは「ああいうのは自分の持ち味。相手の視野から外れて、相手と逆の動きをして入っていく。そこにボールを上げることをサイドの選手にも要求しているし、関根も素晴らしいクロスを上げてくれた」と納得のものだった。
しかし、興梠のヘディングは一度クロスバーに当たってから相手GKにも当たってゴールに入っており、アジアサッカー連盟(AFC)は当初オウンゴールと表記。それを伝え聞いた興梠は「えっ?」と声を上げて、「まあ、オウンゴールでもいいんですけど。でも、そうじゃないと思うんだけどなあ」と、釈然としない面持ちだった。その後、興梠のゴールと記され、ACLでのゴール数を日本人最多25得点に更新。大会通算ゴール数でも、広州恒大(中国)のFWリカルド・グラルと並ぶ5位タイに浮上した。
一方で、興梠は「ただ、引き分けで勝っていないので」と、リーグ戦では7戦未勝利が続いて、公式戦でも先月の天皇杯で水戸ホーリーホックに勝利して以来、白星がない状況に憂い顔は消えなかった。そして「なんでこんなに勝てないかなと選手も思っているし、サポーターの方はもっとだと思う」と話す。