「カントナと似ている」 ニューカッスル監督、フィルミーノがもたらす”相乗効果”に言及
ブルース監督、対戦したリバプールFWを称賛「完璧なバランスをもたらす」
日本代表FW武藤嘉紀が所属するニューカッスルを指揮するスティーブ・ブルース監督は、リバプールのブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがマンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元フランス代表MFエリック・カントナ氏と同じくらい良い選手だと称賛している。英紙「デイリー・ミラー」が伝えた。
ニューカッスルとリバプールは、現地時間14日のプレミアリーグ第5節で対戦。前半37分からピッチに上がったフィルミーノは、同40分に中盤でボールを奪うと前に走り出たセネガル代表FWサディオ・マネにスルーパスを送り、マネの2点目をお膳立て。さらに後半には、エジプト代表FWモハメド・サラーからの縦パスを背後に相手を背負いながら右足裏で止めると、ボールを引きながら素早く左回転して左足裏でパスを出し、ゴール前にいた相手6人を一気に置き去りにするワンツーパスからサラーが決めるなど、華麗なアシストなどで3-1の勝利に貢献している。
ブルース監督は試合後、ユナイテッド時代にチームメイトだったカントナを引き合いに、「フィルミーノは自然と、ディフェンダーが行くには非常に難しいような小さなスペースに入り込む。それはカントナと似ている」と称賛した。
「毎週、毎週エリックのようなわけではないが、今日は、彼はチームに完璧なバランスをもたらしていた。昔、我々にはリバプールの2人のように驚異的なスピードを持ち、ワイドに位置する(ライアン・)ギグスと(アンドレイ・)カンチェルスキスがいた。そして、カントナが落ちると誰も彼の近くには寄れなかった。それがフィルミーノにも垣間見れる」