ミラン指揮官が本田らサブ組に不満? 「2枚残し」采配は補強急務とのメッセージか

訳あり補強路線へ転換か

 記事では「イタリア杯でも、クロトーネ戦では論理に欠いたフォーメーションで、リザーブたちは延長戦に持っていかれた」と指摘されている。本田を含めるサブは評価を一気に下げた様子だ。

 ミランは1月の移籍市場で本田の背番号「10」の前任者でシャルケから戦力外となっているガーナ代表MFケビン・プリンス・ボアテングを獲得することが決まっている。今夏の移籍市場で100億円以上の強化費を久々に投入したミランは、タイ人富豪ビー・テチャウボン氏にクラブの親会社「フィニンベスト」に株式48パーセントを4億8000万ユーロ(約782億円)で売却することで合意に至っていたはずが、ミランは正式契約を前に6度のドタキャンの被害者となっている。

 巨額な資本投入を見込み、夏に大型補強に踏み切ったミランだが、冬の補強はボアテングのみになる可能性がある。昨季まで移籍金ゼロの選手など訳あり物件を補強してきた路線に再び転換を余儀なくされているのかもしれない。

 いずれにしても、鬼軍曹は本田らパンキナーロ(ベンチ要員)のクオリティーに満足していないことが采配から伝わってくる。8試合ぶりに途中出場すら叶わなかった本田はミランに居場所があるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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