「誰も太刀打ちできない」 ファン・ダイク、スピーディーな帰陣と絶妙タックルに英脱帽

リバプールDFフィルジル・ファン・ダイク【写真:Getty Images】
リバプールDFフィルジル・ファン・ダイク【写真:Getty Images】

カウンターのピンチで圧巻の守備対応 「重要なチャレンジを完璧にやってのけた」

 リバプールは現地時間14日、プレミアリーグ第5節で日本代表FW武藤嘉紀の所属するニューカッスルと対戦し、3-1で勝利を収めた。開始早々に失点を喫するも、その後はオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが見事なリーダーシップで最終ラインを統率し、勝ち点3獲得に貢献した。英メディアはニューカッスルのカウンターの場面でファン・ダイクが披露した電光石火のタックルに脚光を当てている。

 開幕4連勝と波に乗るリバプールだったが、前半7分にペナルティーエリア右から強烈な弾丸シュートをゴール右上に叩き込まれ、開始早々にビハインドを背負う展開に。それでも同28分、左サイドを突破したスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンのパスをセネガル代表FWサディオ・マネが振りの速い右足のシュートで突き刺し、スコアをタイに戻す。

 この一撃で勢いに乗ると、1-1で迎えた前半40分、速攻カウンターから再びマネがネットを揺らして勝ち越しゴール。さらに、後半27分にはブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの巧妙なフリックパスをエジプト代表FWモハメド・サラーが流し込み、3発の快勝を収めた。

 英サッカーサイト「CAUGHT OFFSIDE」は「ファン・ダイクが輝かしいリカバリーで誰も太刀打ちできないことを証明」と見出しを打って報じ、リバプールのCKのこぼれ球を拾った相手選手が速攻を仕掛けようとした際の、ファン・ダイクのプレーに注目。猛烈なスピードで駆け戻ってきたファン・ダイクが絶妙なタックルでボールを刈り取り、危険の芽を摘んだシーンにスポットライトを当て、「攻撃に参加していたファン・ダイクが極めて重要なチャレンジを敢行し、完璧にやってのけた」と惜しみない賛辞を送っている。

 昨季プレミア最優秀選手を受賞しているファン・ダイクは、先月に発表されたUEFA最優秀選手賞にも輝き、バロンドールの最終候補にも名を連ねている。世界最高のセンターバック(CB)として評価が高まっている最中にあるが、それを見せつけるようなプレーとなった。

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