C・ロナウド、亡き父のインタビュー映像に涙… 「初めて見た。信じられない」
父ディニス氏とは「普通の会話をしたことは一度もない」と明かす
ユベントスでプレーするポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、ゲストとして出演した番組内で生前に撮影された亡き父・ディニス氏のインタビュー映像を見て感動し、涙を流したという。英紙「メトロ」が伝えている。
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母国ポルトガルの名門スポルティングでデビューを果たしたロナウドは、2003年にマンチェスター・ユナイテッドへ加入。名将アレックス・ファーガソンの下で世界的スターへと成長を遂げ、数々のタイトルを獲得した。2009年に移籍したレアル・マドリードでもエースとして君臨し、計15個のタイトルを獲得している。
昨夏にイタリアに拠点を移したロナウドはセリエAでもその決定力を発揮し、初年度でチーム最多の21得点をマーク。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇こそ逃したものの、前人未到のリーグ8連覇に大きく貢献した。
ロナウドは今回、英テレビ局「ITV」の番組「グッドモーニング・ブリテン」で、ピアーズ・モーガン氏がパーソナリティーを務めるドキュメンタリーに出演。そのなかで、父のディニス氏が2004年にアルコール依存症で亡くなる1年前に、ノルウェーのテレビ番組が自宅の外で撮影したインタビュー映像を見たロナウドは、思わず目頭を熱くしたのだった。
インタビューでディニス氏は、息子のロナウドのことをどれほど誇りに思っているかを語っていた。ロナウドは「この映像を見たことは一度もない。初めて見た。信じられない」とコメント。モーガン氏が「父親がこれほど自分のことを誇りに思うと話しているのは、きっと大きな意味があるのでしょう」と語りかけると、ロナウドはこう話している。
「イエスだ、とてもね。このインタビューは面白くなるとは思っていたが、まさか泣くとは思わなかった。でも、この映像は見たことがない。どこで見つけたのか分からないが……。家族に見せるために、これをもらいたい。私は父のことを100%は知らない。彼はいつも酔っ払っていて、彼と普通の会話をしたことは一度もないんだ。つらかった」
そして、モーガン氏に「あなたの素晴らしく成長した姿を、彼が見ることはなかったんですね」と問われると、「一度もなかった、一度もだ」と答えている。世界的スターとしての豪勢なライフスタイルに注目されがちなロナウドの、なかなか見られない一面だった。