浦和GK西川、ホームの声援に期待 ACL4強へ「一つになって強い集団をお見せしたい」
ACL上海上港戦に向けて「集中力を持った試合をしていきたい」と意気込み
浦和レッズのGK西川周作は、ベスト4進出がかかるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝第2戦、上海上港(中国)とのホームゲームを翌日に控えた記者会見に出席し、「サポーターと一つになって強い集団をお見せしたい」と宣言した。
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浦和は敵地での初戦を2-2で引き分けた。そのことから、勝利はもちろん0-0や1-1の引き分けでも突破することができる。GKの西川からすれば、無失点であれば確実に突破できるというのは力の見せどころとも捉えられるだろう。
そうした条件下で西川は「試合の中でのセットプレーなどでチャンスもピンチもある。相手にスキを与えない守備をしたいし、こちらがスキを突く。そういう集中力を持った試合をしていきたい。ACLは移動の長さなどはあるけど、サッカーはサッカーであり戦い。そこに変わる意識はない。目の前の試合に集中してやらなければいけない」と、ゲームのポイントを話した。
浦和は2017年にも上海上港と準決勝で対戦し、敵地で1-1と引き分けて迎えたホームでの第2戦を1-0で勝利して突破した。もちろん、目指すべきは当時と同じような試合展開だろう。そのためにも、スキのない戦いぶりというのは重要な要素だ。
上海での試合を西川は「スタジアムの雰囲気は素晴らしかった」と話す。一方で「ホームのサポーターの声援の方が後押しになると心強く思っている。明日はたくさんのサポーターが来てくれる。皆さんと一つになって強い集団をお見せしたい。明日はチームが上に行くためのベストを全員で尽くしたい。強い気持ちで挑んで、必ずホームのサポーターと勝利を分かち合えるように、とにかく全力でベストを尽くしたい」と、ホームの声援を力にしたいと話す。
ACLの戦いにおいて、浦和サポーターの強烈な後押しはアジアでも有名になった。今季はリーグ戦で不振が続いているが、勝負の懸かった一戦で、守護神はサポーターの声援を背にゴールにシャッターを下ろす。その先には、2年ぶり3回目のアジア制覇に一歩近づく瞬間が待っているはずだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)