「同じことにならないように」 ACL4強進出を狙う浦和、鈴木大輔が“反面教師”に言及

浦和レッズDF鈴木大輔【写真: 轡田哲朗】
浦和レッズDF鈴木大輔【写真: 轡田哲朗】

アウェーゴール2点を奪った優位性こそあるが、「圧力をかけて戦いに行く姿勢が必要」

 浦和レッズのDF鈴木大輔は、17日に行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝第2戦の上海上港(中国)とのホームゲームを翌日に控え、「同じことにならないように」と、16強で下したチームを反面教師の例に挙げた。

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 浦和はアウェーでの初戦を2-2で引き分けてホームに戻る。上海上港は元ブラジル代表FWフッキが累積警告で第2戦出場停止だが、浦和もDFマウリシオが同様に出場停止。鈴木には、3バックの中央で強固な最終ラインを形成する期待が懸かる。

 アウェーゴール2点を持ち、勝利だけでなく0-0や1-1の引き分けでも突破できる条件であるだけに、「試合の中で流れを読むことは大事」だと話す。一方で「受けて立たないことが大事」だと強調したのには理由がある。

 浦和は16強で対戦した蔚山現代(韓国)との2試合は、先にホームゲームを1-2で落とした。第2戦をホームで迎えた立場の蔚山から見れば、0-1の敗戦でも突破できることで、2失点をしなければいいという条件だった。それだけに、立ち上がりから全体の位置取りを低くして守備的に構えた蔚山を浦和が攻め立て、3-0の勝利による逆転突破につながった。

 鈴木はこの試合を例に出し、「蔚山のアウェーで、相手が守りに入ったところを自分たちが突いたので、同じことにならないようにしないといけない」と言及。だからこそ「チームの普段の姿である相手に圧力をかけて戦いに行く姿勢が必要」と話した。

 浦和はリーグ戦と比較してACLでの好調が顕著だ。その一因に、マイボール時の相手の対応で「FWのプレスバックもそれほどではなく、Jリーグよりもスペースは見つけやすいと思う」と鈴木は指摘。だからこそ「こちらがコントロールする時間が長いほど、相手は嫌だと思うので、ボールを握るのは大事なこと」と、その利点を生かす必要性を説いた。

 フッキが出場停止とはいえ、元ブラジル代表MFオスカルやオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチといった外国人アタッカーの出場は予想される。スペインでのプレー経験も持つ鈴木のプレーは、そのまま浦和の4強進出に直結する大きな要素になる。

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