浦和エース興梠、アウェーゴール優位性保持も攻撃宣言 「守りに入る心理を取り除く」
敵地での第1戦はフッキに2点を奪われてドロー決着もアウェーゴール2発をマーク
浦和レッズのエースFW興梠慎三は16日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦、上海上港(中国)とのホームゲームを翌日に控え、「守りに入る心理を取り除かなければいけない」と突破へのポイントを話した。
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浦和はアウェーの第1戦で前半3分にDF槙野智章が先制点をマークすると、同30分に興梠が追加点。後半に2度のPKをいずれも元ブラジル代表FWフッキに決められて2-2の引き分けに持ち込まれたものの、アウェーゴールが2点ある優位な条件を持ち帰った。さらに、その警戒すべきフッキは累積警告により第2戦が出場停止になる。
それについて興梠は「有利と言えば有利だけど」と難しい表情を浮かべ、「それが怖い。0-0でも1-1でも勝てるという条件があるので、守りに入る心理を取り退かなければいけない。0-3で負けているくらいの気持ちでやったほうが良い」と、攻撃性を失わないことをポイントに挙げた。
2017年の優勝時には4試合、今季も1試合対戦している上海について「外国人をしっかり抑えておけば勝機がある」と断言。元ブラジル代表MFオスカルとオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチの2人を相手のキープレーヤーとしている。浦和は中国勢との対戦で、今季はグループステージの北京国安戦でのホームゲームは同様にブラジル代表MFレナト・アウグストらの外国人選手を封殺して勝利を収めた。
自身はACLで日本人最多得点記録となる24ゴールを決めてきた興梠。それだけに「良いイメージはあるし、アウェーでも良い戦いができた。チャンスをしっかりと決められればいい」と、自信をにじませている。
リーグ戦では残留争いに沈む浦和だが、2年ぶり3回目のアジア王者をかけた戦いは佳境に入った。不動のエースの一撃による勝利は、チームのムードも大きく好転させるものになるはずだ。