プレミア王者シティ撃破の昇格組ノリッジ、540億円超の“移籍金格差”に英紙が注目
ノリッジが3-2でマンC撃破 名将ペップも「これが現実さ」と肩を落とす
マンチェスター・シティは現地時間14日、プレミアリーグ第5節で昇格組のノリッジ・シティに2-3でまさかの今季初黒星を喫した。驚きのジャイアントキリングとなったが、両チームの移籍金に4億ポンド(約540億7000万円)の差があったとして話題を呼んでいる。英紙「ザ・サン」が報じた。
開幕4試合を3勝1分と好調を維持していたシティ。4季ぶりにプレミアリーグの舞台に返ってきた昇格組ノリッジとのアウェーゲームは、前半18分にセットプレーから先制を許すと、同28分にも追加点を奪われる劣勢の展開となる。
アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロのゴールで1点差に迫って前半を折り返したが、後半5分にイージーミスから失点。終盤にスペイン代表MFロドリのミドル弾で1点を返したが、結局2-3で今季初黒星を喫した。
試合後、ジョゼップ・グアルディオラ監督は「ノリッジおめでとう。最初のゴールはセットプレーからのもので、2点目はカウンターからのゴールだった。これが現実さ。ここから学び、前に進み続けなければならない」と語り、悪夢の敗戦に肩を落とした。
そんななか、この試合に先発出場した両チームの選手の移籍金が、4億ポンドの差があると話題を呼んでいる。
ノリッジの先発メンバーでは、開幕5試合で6ゴールを奪っているフィンランド代表FWテーム・プッキがフリートランスファーで加入。また他にもフリーで獲得した選手が1人、レンタルの選手が1人、アカデミー出身の選手が2人いる。最も高額なのは150万ポンド(約2億円)で、11人の総額は645万ポンド(約8億7000万円)だった。
対するシティは、スタメンの総額が驚異の4億610万ポンド(約549億円)。最も安い選手ではウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが340万ポンド(約4億6000万円)となっており、今夏に獲得したスペイン代表MFロドリに至っては6250万ポンド(約84億5000万円)とチーム最高額の移籍金を費やしている。
この数字を見ると、いかに驚くべきアップセットだったかが分かる。再び両者が激突する来年5月の対戦では、いったいどんな結果が待ち受けているだろうか。