苦境のエジル、現状を元アーセナル主将が考察 「“ロック”を解除できるかどうかは…」
メルテザッカー、エジルのモチベーションを上げることに苦慮したことを明かす
アーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルは、ウナイ・エメリ監督のチームで出場機会を得られずに苦しんでいる。アーセナルの元キャプテンで、現在はアカデミーマネージャーを務める元ドイツ代表DFペア・メルテザッカーは、エジルを奮い立たせるために様々なトライを重ねてきたことを明かした。
エジルは週給35万ポンド(約4700万円)も受け取っていながら、現在のチームでなかなか出番を得ることができていない。メルテザッカーはエメリ監督がコンディションを重視していることを明かし、エジルが求められるフィットネスのレベルにたどり着かない限り、出場機会は得られないとの見方を示した。
「個人的には、その方針に賛成だ。メストはフィットすれば、我々のベストプレーヤーの1人だ。必要な存在になる。彼を中心にチームを作り、活かさなければならない」
一方、メルテザッカーはエジルのモチベーションをどのように刺激すればいいのか、途方に暮れていることも吐露している。
「彼の性格なんだけど、何が引き金になるのか分からないんだ。いろいろ試したよ。距離を近付けたり、離れたり…。怒鳴りつけることもあったが、彼は常に平常心だった。これは彼自身の問題なんだ。彼はゴールを演出できる選手で、私はピッチ上で信頼を置いていた。プレッシャーのかかる状況でも、彼ならボールを預けてもいい。彼には才能がある。その“ロック”を解除できるかどうかは、周囲の人次第だろうね」
メルテザッカーが証言するように、実力に疑いの余地はないエジル。今季、ピッチで輝きを取り戻すことはできるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)