32歳の元ポルトガル代表FW、幻惑フェイント→ミドル弾に称賛 「まだまだやれる」

オーランド・シティのFWナニ【写真:Getty Images】
オーランド・シティのFWナニ【写真:Getty Images】

元マンUのナニ、MLSで“ゴラッソ”披露 トレードマークの宙返りは封印

 かつてマンチェスター・ユナイテッドで長年にわたって活躍し、ポルトガル代表としても100試合以上に出場した実績を誇るFWナニが、米メジャーリーグサッカー(MLS)で衰えぬクオリティーを見せつけた。32歳となったなか、全盛期を彷彿とさせる“ゴラッソ”に「まだまだやれる」と称賛が集まっている。

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 ナニはポルトガルの名門スポルティング・リスボンの下部組織で育ち、18歳でトップチームに昇格。20歳当時の2007年にユナイテッドに移籍し、14年に古巣スポルティングに期限付き移籍するまで主力として活躍した。ポルトガル代表としても継続的にプレーし、112試合23得点を記録している。

 現在MLSイースタン・カンファレンスのオーランド・シティFCに所属するナニは、現地時間14日にホームでニューイングランド・レボリューションと対戦。点の取り合いとなったなか、後半9分に2-3から3-3と追い付く見事なミドルシュートを決めている。

 1点を追いかけるオーランドは敵陣深くまで攻め込み、右サイドからクロスを送る。これはニアサイドでDFに跳ね返されたが、ペナルティーアーク付近でこぼれ球を拾ったナニは2度のキックフェイントでニューイングランドDF2人を幻惑。独力でシュートコースを切り拓くと、左足で狙いすましたコースに蹴り込み、ネットを揺らした。

 米スポーツ専門局「ESPN」公式ツイッターが「熟練のナニ」と綴ってゴール動画を公開すると、返信欄では「ナニはまだまだやれる」「MLSにはもったいない」「もっと良いキャリアを歩めたはずの選手」「まだ(ユナイテッドのMFジェシー・)リンガードよりも良い」とファンから称賛されている。また、ナニは後ろ宙返りのゴールパフォーマンスで知られていたが、今回のゴール後には至って普通に祝っていることから、一部には「後ろ宙返りがないなんて…減点」「宙返りするには歳を取り過ぎたのか…」と落胆する声もあった。

 前半22分にも同点弾を決めているナニは、2得点でチームの勝ち点1に大きく貢献した。今季はイースタン・カンファレンス10位と苦戦するオーランド・シティだが、さらなる活躍で巻き返しを演出したいところだ。

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