ウエスカ、岡崎ら「豪華な交代カード」も実らず敗戦 指揮官指摘「エリア内でもっと…」
ヌマンシアに敗れて今季2敗目 10番クリストと岡崎の投入も得点に結び付かず
日本代表FW岡崎慎司が所属するスペイン2部ウエスカは現地時間14日、敵地でのヌマンシア戦に臨んだ。岡崎は後半28分から途中出場したものの、チームは7分後に決勝点を奪われて0-1の敗戦を喫している。
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岡崎は今夏、一度はマラガと契約しながらも選手登録の問題が解決されず、ウエスカに加入した。すでに前節スポルティング・ヒホン戦(1-0)でデビューを飾っていたなか、チームとして岡崎を生かすために2トップをトレーニングしているという報道もあったが、ヌマンシア戦は4-3-3システムを採用。最前線のストライカーにはスペイン人FWダニ・エスクリチェが起用されている。
前半を0-0で終えたウエスカは、後半5分にFWクリスト・ゴンザレス、同28分に岡崎を投入し、1点を奪うための交代策を打つ。しかし、喉から手が出るほど欲しい先制点を奪ったのはヌマンシアだった。ウエスカは自陣右サイドでFKを与えると、クロスからDFアルベルト・エスカッシにヘディングでゴールネットを揺らされた。結局、この1点が決勝点となり、ウエスカは今季2敗目を喫している。
スペインの地元メディア「スポルト・アラゴン」は「前半のウエスカは非常に良いイメージとともに敵陣に到達してプレーしたが、得点に結び付けることに失敗した」として、フィニッシュの精度を欠いたことで勝利を逃したと分析。ミチェル・サンチェス監督の「我々は相手にダメージを与えるための豊富なオプションを持っているのだから、ペナルティーエリア内でもっと向上しなければならない」というコメントを引用し、改善点を挙げている。
また、スペイン地元紙「ヘラルド」はレアル・マドリードから加入した背番号10のクリストと岡崎の「豪華な交代カード」にもかかわらず、得点を奪えなかったことに着目。クリスト投入によってバランスが崩れた側面を指摘したうえで、岡崎について「ウエスカに喜びと驚きをもたらさなければならない」と言及。現時点でのフィット具合にはやや厳しい見方となっているが、チーム浮上に向けて欠かせないピースであることも認めている。
ここまで3勝2敗の5位ながら、ここ3試合で2敗とやや安定感を欠いている感もあるウエスカ。最終的に1部昇格をつかみ取るためにも、岡崎ら攻撃陣の奮闘がカギとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)