ピクシーも大興奮 広州富力FWの“非現実的”なラボーナ弾に海外称賛「魔法を思いついた」

広州富力FWエラン・ザハヴィ【写真:Getty Images】
広州富力FWエラン・ザハヴィ【写真:Getty Images】

1-1で迎えた後半45分、左足シュートと見せかけラボーナでフィニッシュして決勝点

 中国1部のスーパーリーグでゴラッソが生まれた。ゴール前でクロスを受けて反転、左足でシュートを打つと見せかけ、右足でのラボーナでフィニッシュ。土壇場の後半45分に勝ち越し点を奪い、海外メディアは「魔法を思いついた」「センセーショナルなゴール」と称えている。

 世界のメディアが注目する一撃が飛び出したのは、9月14日に行われた中国1部のリーグ第24節、広州富力対天津天海の一戦だった。

 試合は前半18分に敵地に乗り込んだ天津天海が先制するも、前半終了間際に“ピクシー”ことドラガン・ストイコビッチ監督率いる広州富力が同点に追いつく。その後は膠着状態が続き、1-1のまま迎えた後半45分に劇的展開が待ち受けていた。

 広州富力は素早いパス回しから右サイドの中国代表DFタン・ミャオが中央へクロス。これに反応したイスラエル代表FWエラン・ザハヴィは相手を背負いながらトラップし、反転して左足シュートの体勢に入った。しかし、意表を突くように足をクロスさせて、右足を軸足の後ろに通してミートする“ラボーナ”でシュート。見事な一撃がゴール左隅に吸い込まれ、相手GKは一歩も動くことができなかった。

 ストイコビッチ監督も興奮のあまり豪快なガッツポーズが飛び出すゴラッソを受け、英ラジオ局「talkSPORT」は「ザハヴィは魔法を思いつき、素晴らしい決勝弾を決めた」と称賛。英メディア「GIVE ME SPORT」が「非現実的なラボーナ」と評せば、衛星放送「ユーロスポーツ」イタリア版も「センセーショナルなゴール。なんてテクニックだ」と動画付きで報じている。

 32歳のザハヴィはイスラエル代表でも、欧州選手権の予選で強烈なミドルを叩き込むなどゴールを量産している実力者だが、警戒されるなかでも相手の予想を上回るプレーで見事にチームを勝利に導いた。

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