アーセナルの新加入DF、故郷スコットランドのいじめ被害を受けた少年に“サプライズ”

アーセナルDFキーラン・ティアニー(写真はセルティック所属時のもの)【写真:Getty Images】
アーセナルDFキーラン・ティアニー(写真はセルティック所属時のもの)【写真:Getty Images】

神童と活躍が期待されるティアニー 同郷の少年にメッセージ入りユニフォームを贈呈

 今夏にアーセナルへ移籍したスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが、いじめ被害を受けている少年にサイン入りのユニフォームを贈ったことが話題を呼んでいる。英紙「ザ・サン」が報じた。

 セルティックの下部組織で育ったティアニーは、神童と呼ばれて将来を嘱望された存在。今夏にかねてより噂されていたアーセナルへの移籍を果たした。プレミアリーグ第4節を終えた時点でまだ出場はないが、プレーによりも先に慈善行為で話題を提供している。

 ティアニーの故郷であるラナークシャーに住む15歳の少年がいじめられて、ユニフォームを燃やされたという話を少年の家族から聞いたティアニーは、自身のサイン入りユニフォームをその少年に贈った。さらに、ティアニーは「強くあれ」というメッセージを書き添えたという。

 憧れのティアニーからメッセージ入りのユニフォームをもらった少年は、彼の母がティアニーの写真を見せるまで信じられなかったようだ。

「キーランはすごいと思う。ママが写真を送ってくれるまで分からなかったよ。最初は信じていなかったけど、その後に手紙が届いた。彼が僕のためにしてくれたことに、すごく感謝している。僕はアーセナルとティアニーの両方ともが大好きだ。彼がセルティックでプレーし始めてから、彼のことを知っている。彼がどこの出身か分かっている。友だちが彼と会っていたことがあるんだけど、本当に良い人だと言っていた」

 ティアニーから送られた手紙には、少年を労わる言葉が綴られていた。そして、「君はアーセナルの大ファンだと聞いている。君のサポートを本当に感謝しているよ」と、逆に感謝する気持ちを伝えていたという。

 ティアニーはプレシーズン中に負傷したためまだ出場機会に恵まれていないが、すでにトレーニングに復帰。いじめ被害にあった少年をさらに勇気づけるためにも、ピッチで輝く姿を見せたいところだ。

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