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「光り輝く一撃」 ハーツ移籍のFW食野、スコットランド初得点の強烈ミドル弾に称賛
マザーウェル戦に途中出場すると、後半41分にペナルティーアークから移籍後初ゴール
スコットランド1部ハーツに移籍したFW食野亮太郎が、現地時間14日のリーグ第5節マザーウェル戦(2-3)で待望の移籍後初ゴールをマーク。相手GKの手を弾く強烈な低空シュートに、クラブ公式サイトも「光り輝く一撃を決めた」と称賛している。
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21歳の食野は今年8月9日、プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティへ完全移籍。同30日にスコットランド1部ハーツへのレンタルが決まった。
翌日のリーグ第4節ハミルトン・アカデミカルFC戦(2-2)で移籍後初出場したなか、9月14日の第5節マザーウェル戦で待望の瞬間が訪れた。
0-2とビハインドで迎えた後半11分から途中出場。その後、お互いに1点ずつを取り合って迎えた同41分だった。
敵陣のアタッキングサードで味方の競ったこぼれ球を拾った食野は、反転してアイルランド人MFジェイク・マルラニーへ縦パス。ダイレクトヒールのリターンを受け、そのままドリブルでペナルティーエリア手前まで迫る。マザーウェルの北アイルランド代表DFリアム・ドネリーと対峙するなか、細かいボールタッチからヒールで巧みに右に持ち出すと、ペナルティーアーク付近から右足を一閃。低空のシュートはゴール前でワンバウンドし、相手GKマーク・ギレスピーの手を弾いてゴールネットに突き刺さった。その瞬間、本拠地タインカッスル・パークはハーツファンの大歓声に包まれた。
試合にこそ2-3で敗れたが、ハーツ公式サイトは試合レポートで「メシノは即座にインパクトを与えた」と言及。「メシノはゴールまで約25ヤード(約23メートル)の距離でボールを回収。ドリブルで2人の選手を抜き、光り輝く一撃を決めた」と称えている。
将来を嘱望される東京五輪世代の食野が、スコットランドの地で大きな飛躍を遂げようとしている。