アザール&クルトワが熱望? レアル、チェルシーMFカンテ獲得で合意と英紙報道
元同僚も獲得を望む優勝請負人 「ビッグクラブからの興味には大きな価値がある」
レアル・マドリードは昨夏にベルギー代表GKティボー・クルトワ、そして今夏は同代表MFエデン・アザールをチェルシーから引き抜いている。英紙「デイリー・メール」は、元チェルシーの2人は、かつての同僚だったフランス代表MFエンゴロ・カンテのレアル入りを推していると、米スポーツ専門メディア「ザ・アスレティック」の記事を引用して伝えている。
昨季は主要タイトルを逃したレアルは、今夏の移籍市場で約3億500万ユーロ(約365億円)を投じて大型補強を行った。しかし、リーガ・エスパニョーラ第3節終了時点で1勝2分と、思うように勝ち点を積み上げられていない。
こうした状況を受けてか、アザールとクルトワはチェルシー時代に最も信頼を置いていた選手の1人であるカンテが、現在のレアルに必要な選手だとの意見で一致しており、スペインの地で再タッグを組むことを希望しているという。その一方でジネディーヌ・ジダン監督は、フランス代表MFポール・ポグバの獲得に固執していると報じられているが、クラブはカンテの獲得に興味があり今夏の移籍市場の期間中に密かに接触を図ったと言われている。
カンテはレアルからの関心について、「ビッグクラブが興味を抱いてくれるのは、大きな価値のあることで、監督がプロジェクトに加えたいと考えてくれることは素晴らしいこと。でも、僕は自分の決断に満足しているし、チェルシーで幸せだ。次のシーズンもチェルシーでプレーするつもりだ」と語っていた。
移籍に関して否定的なコメントを残しているカンテだが、一方でレアルとチェルシーがカンテの獲得について、すでに合意に達していると報じているのが英紙「エクスプレス」だ。レアルは今夏の移籍市場での獲得を実現できなかったが、将来的な移籍については合意を得ており、さらにそれまでの間に他クラブから正式なオファーがあった場合には、チェルシーはレアルに報告するように手はずが済んでいるという。
カンテは前所属のレスター・シティでプレミアリーグを制し、チェルシーでもリーグ優勝を経験している。さらに、フランス代表としてロシア・ワールドカップに優勝するなど、数々のタイトルを獲得してきた優勝請負人とも言える存在となっている。復権を目指すレアルにとって、喉から手が出るほど欲しい選手というのは間違いなさそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)