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主将が減俸も“ミラン愛”を優先し、3年契約延長へ 気になる本田の去就は?
番記者が背番号「10」の動向を分析
ACミランが、今季限りで契約満了となるキャプテンのMFリッカルド・モントリーボとの契約を2019年6月まで3年間延長する可能性が高まっている。イタリア地元メディア「カルチョ・メルカート」が報じている。
昨季まで故障に苦しんだイタリア代表は、シニシャ・ミハイロビッチ新監督に中盤の底で固定され、リーグ13試合に出場している。パスの成功率は、80%を超えるなど確かなテクニックで信頼を手にしている。
現在の年俸は350万ユーロ(4億7000万円)だが、主将はここからの減俸を飲み、来季から新たに3年契約を延長することになるという。ミランで引退したいと願うモントリーボにとってはうれしい契約となるようだ。
一方、ミランで10試合連続で先発落ちで前節カルピ戦で8試合ぶりに出番のなかった本田圭佑は2017年6月まで契約を残している。地元紙はミランが今季終了後に放出という見通しを報じているが、長年ミランを見守り続けたレプブリカ紙の番記者エンリコ・クロ記者は、2016年6月の本田移籍説についてこう言及している。
「そうは言っても、次の日には真実ではなくなるものだ。本田は本当にオファーや移籍の可能性があれば、それをつかむだろう。より本田の意志によるものだ思う。ミランというよりも本田自身が決めなければならないことだ」
ミハイロビッチ新監督の戦力としての本田に対する評価は、トップ下で起用した開幕直後から下降線をたどっている。そして、指揮官は移籍希望時には、慰留の意志がないと記者会見で明言している。本田に本当にオファーが届くのか。そして、ミラン愛を主張する本田の意志次第で、1月の移籍もあるとクロ記者は分析している。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images