マジョルカ久保、PK誘発の“幻想的ドリブル”が反響拡大 「止めるのは非常に難しい」
巧みなボールタッチとフェイントでマーカーを翻弄し、ファウルを誘発してPKを獲得
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間13日のリーガ・エスパニョーラ第4節アスレティック・ビルバオ戦(0-0)に途中出場し、ファウルを誘発してPKを獲得するなど見せ場を作った。代表戦から中2日と過酷な環境下でのゲームながら、「思っていたより体も軽かった」と語った18歳レフティーの個人技に対し、海外メディアは「止めるのは非常に難しい」と分析している。
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久保は5日の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)、10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー戦(2-0)に臨んだ日本代表に選出。自身初のW杯予選となったミャンマー戦は後半36分から出場し、18歳98日でW杯予選最年少出場記録を39年ぶりに更新した。11日にチームに再合流したなか、ビルバオ戦はメンバー入りしてベンチスタートとなった。
出番が回ってきたのは0-0で迎えた後半18分。右サイドハーフに入ると同35分に魅せる。ペナルティーエリア手前右でボールを受け、細かいタッチでドリブル突破。フェイントから縦に持ち出し、相手DFユーリのファウルを誘発してPKを獲得した。キッカーのスペイン人FWアブドン・プラツがPKを枠外に外し、決勝ゴールとはならなかったが、久保は疲労を感じさせないプレーを見せた。
久保は試合後の記者会見で、「前回より長い時間プレーする機会を与えてもらって、チームメートのことも徐々に分かってきていますし、ボールが来るようになっている」と手応えを口にしていたが、海外メディアから注目を浴びているのはやはりPK奪取の個人技だ。
米スポーツ専門局「ESPN」は、「久保は幻想的な動きでペナルティーエリア内に入った。彼のパートナーであるプラツがPKを引き受けたが、失敗した」とレポート。ESPN内のコロンビアのサッカー情報専門番組「Balon Dividido」の公式ツイッターは、「止めるのは非常に難しい:久保は後半に登場し、このPK獲得を見せた」と伝えた。
10日のカタールW杯アジア予選のミャンマー戦から中2日ながら、「思っていたより体も軽かったし、慣れる必要もないというか、若いから大丈夫なのかなと」と言い切った久保。22日のリーグ第5節ヘタフェ戦では、“記録に残る結果”が欲しいところだ。