ジダン監督、19歳FWヴィニシウスへの信頼を明言 「レアル・マドリードの未来」
モドリッチら主力に故障が相次ぐなか、フランス人監督がどのように起用するか
国際Aマッチウィークが終わり、ヨーロッパの各国リーグが再開する。そのなかでレアル・マドリードは、19歳のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールの出場機会が限られている。しかし、ジネディーヌ・ジダン監督は俊英アタッカーをあくまでも戦力として見ていると強調している。スペイン紙「AS」が伝えている。
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レアルは現地時間15日にレバンテ戦をホームで戦う。勝ち点3を是が非でも得たい相手である一方で、スペイン代表MFマルコ・アセンシオやMFイスコの負傷に続き、クロアチア代表MFルカ・モドリッチが右足内転筋を負傷。指揮官は「彼がすぐ我々の元に戻ってくることを願いたい。明日はプレーできないし、それを受け入れなければならない」と欠場を明言している。
モドリッチら中盤が欠ける一方で、前線ではFWロドリゴ、日本代表MF久保建英(マジョルカに期限付き移籍)らとともに将来を背負って立つとされるヴィニシウスが出番に恵まれていない。そのことについて問われると、ジダン監督はこのように返したという。
「彼をマネジメントする役割の私にとって、信頼の中に入っている。ヴィニシウスはレアル・マドリードの未来だが、すべてにはプロセスがあり、時間がかかるんだ。しかし、時にはプレーをしないことがあるだろう。彼を信頼していないと言うのは辞めてほしい。私は彼を信用しているし、プランの中にある」
ジダン監督としてみれば、口うるさいメディアをけん制する意味もあるのだろう。放出濃厚とされたコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルらを残してチーム内に組み込む一方で、ヴィニシウスら若手にどうやってチャンスを与えていくか。マネジメントが試されることになりそうだ。