レアル史上最高“144億円超”で来夏加入? サンチョ獲得で口頭合意とスペイン報道
去就が注目される“ドルトムントの宝石” レアル会長と口頭合意との噂が浮上
昨季ドイツ・ブンデスリーガで12ゴール18アシストを記録し、ドルトムントの2位フィニッシュに大きく貢献したイングランド代表MFジェイドン・サンチョが、来季からレアル・マドリードに加入することで口頭合意に至ったとの噂が浮上した。ドイツメディア「sport.de」が報じている。
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昨季は加入2年目ながらスタメンの座を確保し、今や“ドルトムントの宝石”となったサンチョ。現在19歳の同選手には欧州中のクラブが関心を寄せており、オレ・グンナー・スールシャール監督率いるマンチェスター・ユナイテッド、ジネディーヌ・ジダン監督が指揮するレアルも、熱視線を送っているとされてきた。
しかしスペインメディア「ドン・バロン」によれば、サンチョはユナイテッド加入を選択せず、2019-20シーズン終了後にドルトムントを退団し、レアルへと活躍の場を移すのだという。同メディアは、サンチョがレアル加入について、同クラブのフロレンティーノ・ペレス会長と口頭で基本合意に至ったと伝えている。
レアルはこれまで、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペへの関心が、繰り返し取り沙汰されてきた。しかし、ムバッペ獲得には少なくとも1億6000万ユーロ(約192億円)が必要とされている。さらに、同選手がPSGを退団するとしても、契約満了後の22年夏になるとの見方が濃厚だ。そうであれば、20年夏にも獲得が叶いそうなサンチョにその資金を回したほうが良いと考える向きがあるのだという。
とはいえ、サンチョの値段も決して安くはない。ドルトムントと22年まで契約を結んでいる同選手の獲得には、最低でも1億2000万ユーロ(約144億円)が必要と目されている。レアルは13年にウェールズ代表FWギャレス・ベイルを、クラブ史上最高額の1億100万ユーロ(約121億円)で獲得しているが、サンチョの移籍金はそれを上回るというのが大方の予想だ。
サンチョは今季公式戦5試合に出場し、すでに3ゴール4アシストと好調な滑り出しを見せている。このまま活躍が続けば、市場価値はさらに上がるだろう。ペレス会長がサンチョと合意したというのが事実であれば、それなりの資金投入を覚悟しているということになりそうだ。